vol.20 葉山芸術祭

葉山がアートに染まる3週間

葉山芸術祭

自転車でまわる芸術祭

こんにちは、下田奈奈です。今回は「第23回葉山芸術祭」に遊びに行ってきました。もともと葉山には、美術、音楽、物書きなどの芸術家が多く住んでいて、こうした方々のネットワーク作りのためにはじまったのが、葉山芸術祭なんだとか。葉山の住民が自分で表現したいものを出店しているんですが、町外からも参加可能ということで、西は大磯から秋谷まで、広範囲にわたり100の参加企画者がいます。芸術祭の中心となる森山神社では、4日間のイベントを開催。200ものアートブースや、ライブ・ワークショップが開かれ、夜中まで賑わっていました。今年から点在するお店をむすぶ周遊コースができたということで、私は自転車に乗って、葉山の町並みを満喫しながらまわることに。どんな芸術に出会えるのか、出発前からワクワクです!

細部にまで魔法がかけられた空間

まず辿り着いたのは「加地邸」。こちらは旧帝国ホテルなどを設計した、世界的な建築家のフランク・ロイド・ライトの愛弟子であった遠藤新が、三井物産の初代ロンドン支店長を務めた加地利夫のために、1928年に建てた別邸です。ここでどんな生活がされていたのか、イメージしながら見学できました。とくに、葉山の町並みが一望できる2階の展望室からの景色は最高でした。また入口の扉はガラスで外が見えないようにできているのですが、扉を開けてからの景色の感動をより強くするために外から見えないようにする工夫なんだとか。細部までこだわりのあるデザインで、遠藤新の狙い通りに感動させられました。

加地邸内部

家族で最高のライフスタイルを

ランチはengawa cafeへ。 こちらは1934年に建設された旧・塚原伊勢松別邸を再利用したカフェレストラン。落ち着く雰囲気の中でいただく、お野菜をふんだんに使用したメニューは美味しかったです。そして最後はHayama Sundayという葉山のライフスタイルに合った上質なリゾートファッションがコンセプトのお洋服屋さんに。こちらのお洋服は全て一点もの。一つ一つのデザインにこだわりが感じられて見ているだけでも楽しめます。このように、葉山ではライフスタイルを活かして家族でお仕事されている方々が多く、そんな暮らしにも魅力を感じました。

お洋服屋さんで服を選ぶ奈々
葉山
葉山芸術祭
ENGAWA CAFE 神奈川県三浦郡葉山町一色1664-1
電話 046-827-7188
Website engawa-hayama.com
HAYAMA SUNDAY 神奈川県三浦郡葉山町下山口1820-18
電話・FAX 046-897-6368
Website hayamasunday.com